子どもと一緒にごはんをつくろう<後編>

〇さぁ、子どもたちに何をやってもらおう〇

 

 

「子どものやる気」と「母のはらのくくり」という、第一段階がクリアできたら、次は子どもに何を任せるかです。まず、長男にはタマネギの皮をむいてもらいます。

 

さすが4才。キレイにむきおわり、もっと高度なお手伝いを要求。そこで、卵を割ってかき混ぜてもらうことに。カラが入ることもあるけど、それは取り除けばいいからOK。

 

1才の長女には「レタスをちぎってお皿に持ってね」とお願い。「はーい」と、長女はレタスをテーブルに運んで、真剣に作業開始。しばらくしてお皿を見てみると、グリーンの細胞が傷みきってヘナヘナになったレタスたちが。

 

娘の行動を、よく見ていると一枚一枚丁寧にちぎって、口に入れてモグモグして、ベーっと出してお皿に乗せているではありませんか。レタスの水分だけ食べるという高度な技には感心するものの、このレタス・・どうしよう。

 

〇自分でつくったごはんは特別おいしい〇

子どもと一緒にごはんを作る

長男にむいてもらったタマネギを刻んで、割ってくれた卵&ソーセージや他の野菜と混ぜて、フライパンに流し込みます。「美味しそう〜!もう食べれる?もう食べれる?」イスの上にたって、少し離れたところから、フライパンをのぞいています。

 

よく「熱いよ!危ないから手をのばしちゃダメ」なんて言っていたのですが、「ここはあついから、さわっちゃだめなんだよねー」と、キッチンの危険もわかっているようす。「触ったら熱い⇒危険」ということが分かったら、今度は火も使えるかも? そろそろ次のステップ。できれば“余裕”のあるときに、“焼き”に挑戦していきます。

 

「いただきまーす!」「おいしいー!(長男)」「んまー!(長女)」あぁ、もう時間は7時過ぎ。こどもたち、お腹もすいたしよく食べる。まぁこんな日も、たまにはいいか。

 

にしても、このレタス、どうするかな〜。

 

 

筆者のご紹介

永田京子(Nagata Kyoko)
Nagata Kyoko 1983年生まれの2児の母(4歳と1歳)。兵庫県出身。役者として舞台、アナウンサー、レポーターなどを経験する中、体の使い方に興味をもちピラティスを学び指導者になる。書籍を通じて産後ケアのNPO法人マドレボニータに出会い、認定インストラクターとして`09年から「産後のボディケア&フィットネス教室」を開いている。自身の思春期と母の更年期の衝突の経験から、「更年期」とそれをとりまく家族や社会に対して疑問・関心をもち、`14年に更年期ケア「ちぇぶら」を設立。更年期ケアプログラムの研究・開発にも力を注いでいる。

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★ちぇぶらHP
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