Feel! Play! Photo! 家族写真の残し方「パパ・ママフォト講座⑤ 田舎の風景と撮ろう」

カメラマンの小坂と申します。

「ここるく」お役立ちコラムでは、パパ・ママが”知っていて良かった”と思う家族写真の撮り方、残し方についてワンポイント講座を連載していきます。

今回は「田舎の風景と撮ろう」です。

街中で子育てをしていると、自然に触れる機会が少ないなぁ、と思うことありませんか？私は出産後、積極的に田舎や山に行くようになりました。

自分が癒されたいのかも…笑

緑と田園風景、そこに子供が入ってくると、更に素敵ですね。
今回は風景に子供を入れて撮影するコツを紹介します。

今日のワンポイント。
「風景の広がりを見せたい時は子供を隅っこに配置してみよう!!」

子供と風景を撮るって、構図に迷いませんか？
そんな時は思い切って子供を隅っこに配置してみると、面白い写真が撮れるかも!?

それでは、子供を隅っこに配置した写真、紹介します。

その１「木のブランコ」

Point①　逆光で撮影
そうすることで子供に光で輪郭ができています。カメラ任せで撮影すると、シルエットの写真になるので、光溢れる写真にする為に、露出補正で光をプラスしましょう。iPhoneの場合はシャッターを押す前に子供にタッチ、太陽マークで光を調整。

Point②　子供を隅っこに配置
木や田園風景の広がりを見せます。水平をとるように注意。斜めだと気持ち悪いです。そのまま撮影するとピントがぬけてしまう（後ろにピントが合う）かもしれないので、子供にピントを合わせてから、半押し状態で構図を整えます。

Point③　人工的な物は写さない
この写真、右に車がありました。車が入ると一気に興ざめ…、なので入れないようにギリギリのところで構図を決めました。

Point④　表情も自然で
ニュートラルな表情がいい感じです。

その２「なにやら作戦会議」

Point①　半逆光で撮影
逆光より少しずれている半逆光、身体、横顔に光が当たってキレイです。のびる影が夕方を連想させてくれます。明るい部分が多く、そのまま撮影すると人物が暗いので、露出補正でプラスしました。

Point②　子供を隅っこに配置
風景を邪魔するものがなく、広がります。その分斜めになっていると気になるので、水平に！そして、ピント合わせ（後ろにピントがいきやすいです）に注意。

Point③　上下を緑で挟む
半逆光や逆光で撮影すると空は白くなります。抜けが気持ちいいのですが、真っ白で少し寂しいので、上に緑を入れてみました。下に緑のラインが入っていることで右に続く動線も感じられる写真になったかな!?

その３「夕方の一時」

Point①　緑の額縁
子供を見に行ったらちょうど下に緑、上に緑だったので、額縁のようにフレーミング。

Point②子供を隅っこに配置
駆け寄ってくる娘と友達がシンメトリーになるように、シャッターをきりました。すぐシャッターが切れるように、半押しの状態で娘が走ってくるのを待ちました。左右対称が気持ちいいです。

Point③こっち向いてハイポーズの記念写真じゃなくて、ゆったりとした一時をのこした写真も家族のアルバムにあるといいですね♪

いかがでしたか？
田舎の風景と子供、撮影してみてください♪
※何度も言いますが、、隅っこに配置はピントに要注意です！

このコラムでは皆さんの質問を受け付けております！
「こんな時どう撮ればいい！？」「こんなの撮りたい！」等々、こちらhitomikosaka@gmail.com まで「ここるく見ました」とメールください。

筆者のご紹介

カメラマン　小坂仁都美
５歳と２歳の姉妹の母親です。育児が辛いと思った時、旦那とケンカした時、私を初心に返らせて幸せな気持ちにしてくれたのは写真です。写真の力ってスゴイ！！カメラがあると育児がより楽しくなります。子育てをしていると感じるいろんな”母の想い”写真として残していきましょう♪

Fish Photo 世田谷スタジオでカメラマンをしています。写真スタジオ、行きたいところがない！！と諦めているパパ・ママ！是非一度HPをご覧下さい。子連れ歓迎のフォト講座やアートワークショップも開催しています♪