子どもにジャストのおにぎりを探せ!<後編>

●イッツ・ザ・ONIGIRIマジック!●

 

おにぎりを作ってみた。にぎる手間がかかりますが、FBページに投稿するなら少しは見栄えがいいかなと。すると「いただきます」から食べ始めるまでに3分かかっていた息子のごはんを食べる意欲がアップ。スプーンですくうよりも、一口でたくさん口に入るので、食べる時間短縮!娘はあっという間に完食。

 

この喜びをFBページに投稿したところ、「おにぎりだと食べるよね〜」とコメントが。イッツ・ザ・ONIGIRIマジック!!そうか、母たちは知っていたのか!にぎれば、朝ご飯を食べるのに40分かからないことを!こういう試行錯誤を繰り返して来たのか!!!

 

●大きすぎてはいけない●

 

次の日、夫が昨日の残りごはんで大きめのおにぎりを作ってくれていた。それに一手間かけて海苔をまき、子どもたちの朝ごはんにする。

 

「フフフ、今日もおにぎり♪バクっと食べて保育園へ行くわよ!」

が、長男(4才)は海苔を丁寧にはがし始めた。愛情込めて一手間加えて巻いた海苔を3分かけてはがしていた。
「海苔は好きだから最後に食べる」のだそう。長女(1才)は、おにぎりにかぶりつくと海苔が噛み切れずにはがれてしまった。そのままおにぎりは分解。服・髪・顔・床・テーブルがご飯粒だらけに…。

 

● ベストな大きさを探せ!●

 

この失敗を受けて、今度は小さめのおにぎりを作る。が、大食漢の長女が次から次へと丸呑みする。3個くらい一気におにぎりを口にいれ、ゴックン。兄が「いただきまーす」と言い終わる頃には完食し、「っかい!っかーーーーい!!!!」(←もう1回おかわり!)と大騒ぎ。

 

ダメだ。胃に入るのが早すぎて、満腹中枢に刺激がいっていない!

 

そして行きついたのが、直径5センチの固めににぎった具入りの三角おにぎり。これなら手で持ちやすいし何口かに分けて食べられる。長男もおにぎりを手に持つことで片手が塞がっているので、妹へのちょっかいがかけづらい様子。

 

ふわっとにぎると、子どもが持った時崩れてしまうので、ギュッと握る。ちょっと放置して表面が乾燥すると手につきにくいし、ちょっと固い外側と柔らかくしっとりあたたかい内側の食感の変化がなんとも言えず美味しい。

 

<ワタシの結論>
のんびり食べる4歳児と大食漢の1歳児が健康的にスムーズに食べられるおにぎりは、直径5センチの固めににぎった三角おにぎり。そしてそれは美味しい!

 

筆者のご紹介

永田京子(Nagata Kyoko)
Nagata Kyoko 1983年生まれの2児の母(4歳と1歳)。兵庫県出身。役者として舞台、アナウンサー、レポーターなどを経験する中、体の使い方に興味をもちピラティスを学び指導者になる。書籍を通じて産後ケアのNPO法人マドレボニータに出会い、認定インストラクターとして`09年から「産後のボディケア&フィットネス教室」を開いている。自身の思春期と母の更年期の衝突の経験から、「更年期」とそれをとりまく家族や社会に対して疑問・関心をもち、`14年に更年期ケア「ちぇぶら」を設立。更年期ケアプログラムの研究・開発にも力を注いでいる。

★ブログ
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★ちぇぶらHP
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